DV抽選永住権(Diversity Immigrant Visa Program)の応募シーズンが今年も来ました。
DV抽選永住権とは、年に1度、前年度のアメリカへの移民者数の割合が低いと判断された国を対象に、米国永住権(グリーンカード)を抽選 で発給する移民政策です。
omiは、日本国籍以外の国の長期滞在ビザの保持も推奨する見解(気質が華僑)ですが、何事もメリットデメリットがあります。
個々の事情に照らし合わせ適切にご判断ください。
【最初にまとめ】:DV抽選永住権に申込したほうがいいか否か
あなたのライフスタイルに米国の永住権が不要なら、応募しない。
本当に必要としている誰かへ、あなたの席を譲る。
グアムやハワイで生活するのも楽しそうです。米国のアラスカ州に資産を預けていますが資産売却時期が無期限なので課税の心配が今後もありません。日本の証券口座をもっています。さて、永住することの利点はなんだろう。
下記メリット、デメリットを一読し、応募すればいい。ただし抽選応募受付期間は約1カ月。特に資産は税理士へ要相談。
移民の定義
移民とは、本人の法的地位や移動の自発性、理由、滞在期間にかかわらず、「本来の居住地を離れて、国境を越えるか、一国内で移動している、または移動したあらゆる人」のことを指す。 参照元:国際移住機関(IOM)
必ずしも「迫害を受ける、あるいは迫害を受けるおそれがある」わけではありません
グリーンカードとは
- グリーンカードの正式名称は、永住権カード
- 発行当初は緑色だったが近年は白色
- あくまでも永住権であって、米国国籍を得るわけではない(選挙権もない)
- 取得難易度が高い事で有名(だが世界一の厳しさではない)
- グリーンカードよりも取得難易度が高い国は? → 例:シンガポール(世界最高レベルの難易度)
- 今回のDV抽選以外での申請手段は? → 3つ
- 【米国籍者の家族必要】:米国籍の人の配偶者、子ども、兄弟姉妹、あるいは21歳以上の米国籍の子どもを持つ両親。
米国では同性婚が認められているので、パートナーが米国籍なら申請可能
- 【米国企業のスポンサー必要】:米国支社(あるいは本社)で勤務、勤務開始予定の役員や、特に秀でた技術を持った研究者等
難易度高。突出した実績が必要。職種は細かなカテゴライズがなされている。
- 【米国家族やスポンサー不要】指定の米国内の企業等へ一定額以上の投資を行う(USD 1,050,000 ~)。かつ、2年以内に10名の米国人従業員を直接的に雇用する。
コロナ前はUSD 500,000 ~でした。値上がり。
グリーンカード申請から承認までの流れ(約2年!)
- 抽選に申し込む !!注意:同一応募者が 上記の応募期間内に2 回以上応募した場合は失格となります
- 当選の通知を受領する
- 永住権申請を行う
- 書類審査
- 大使館指定病院で健康診断を受診する
- 大使館で面接に臨む(米国に関してのテスト)
- 審査結果(認可)を受領する
- 180日以内にアメリカへ入国する
- 入国時に最終書類を提出する
- 米国の居住書にグリーンカードが届く
2024年度のDV抽選永住権の受付と対象者
- 抽選申込受付期間:米国時間2022年10月5日12PM(サマータイム)から11月8日12PM(標準時間)まで
- 対象国籍 :自身、配偶者、親のいずれかが日本で生まれた又はDV申請対象国で生まれていること
- ※対象外となっている国の例:中国・インド 等
- 当選者 :計約50,000人。日本は約300名(100名に1名の抽選確率)。
- 申請手数料 :無料
- 申請条件1 :高等学校卒業もしくは過去5年以内に2年以上の職歴を有していること
- 申請条件2 :逮捕歴や有罪判決が過去無いこと
- 申請条件3 :心身良好であること
グリーンカード申請のメリット例
- グリーンカードを取得すると→米国滞在期限無し、自由に何度でも出入国可能、職業選択の制限が無くなる。
- 厚生年金受給は将来可能(だが過去10年納付したくらいでは将来の受取額は非常に少ない)
- 日本国以外で長期滞在先を探している人
- 次回ビザが更新されないという不安から解放される
- 北朝鮮から度々日本へ発射されるミサイルからの不安緩和
- 私は米国が大好きさ!米国こそ我が終焉の地!の満足感を得る
グリーンカード申請のデメリット、懸念例
- 日本の証券総合口座の閉鎖
- 日本のマイナンバーカードを市役所へ返納
- 国民健康保険適用外
- 失業保険適用外
- 1/1付で日本に住所を有している場合1年間分の住民税の納付義務が生じる(ので12/31付の海外転出傾向)
- 住宅ローン控除が受けられなくなる
- 印鑑証明を失う
- USCIS(米国国土安全保障省)からの事前承認なしに米国外に1年以上滞在した場合、永住者としての資格を失うことになる(米国移民法「移民として米国に入国した人は米国に永住する」)
- 上記永住権者の資格を失った場合、米国に戻るためには新たに移民ビザを取得する必要がある。 ※USCISの事前承認:再入国許可証の取得のこと。米国内でのみ申請が可能。再入国許可証所持者は、この許可証の有効期間中(通常最長で2年間)、米国外に滞在することが可能。
- 抽選に応募し当選しても、その後の審査で不合格となることがある(最終結果まで約2年あり環境の変化との折り合いも生じる可能性)
- 米国外金融資産の申告義務
- 毎年米国で確定申告(tax return)が必須。
- FBAR(国外金融資産報告)義務 ※米国外に金融資産(預金、株式、保険等)がUSD10,000以上ある人
- 米国国籍を得るわけではない
日本国籍のままだけども、日本で資産を多く所有しているほど手続きが煩雑なこと間違いなしだね
今回を機に、他の国の永住権も検討するとええで!
永住権デメリット(上記の印鑑証明を失うまで)は共通事項
omiは本抽選に申し込むの?
申し込みません。米国の治安が良いとは思っていないため生涯の住まい対象外。近年の中絶や、アジア人へのヘイト行為など事件に巻き込まれた際のリスクが高いと感じています。日本やシンガポールのように、原則市民が銃を所持していない地域での生活を望みます。
米国へは過去クルーズ旅行を楽しみました。私の場合、米国へは観光で十分です。
【astrodice】2024年度の抽選についてomiへのメッセージ
6、火星、♋蟹座
「働き方、勤務先、それに伴い自分が長く過ごしている場所について物申す。情熱もってますか。ストレスたまって炎症おこしてませんか。今の仕事で一区切りしキャリアアップにつながる内容ですか?」
と解釈しました。2024年度米国移住の必要性はいわれませんでした。
リモートワークをどこで行うかはポイントですね。出社しろとはastrodiceは言っていない。あと私の場合事業会社のコーポレート部門(管理部門・バックオフィス)に所属しているので蟹座の意味合いがより関わってきます。
去年から「6」は頻繫にでます。ここ2カ月は♋もよくでます。omiにとってはどれも現職絡みのテーマです。
社宅つきの会社に転職して毎月の固定費(家賃)を1万円以下に抑えることも考えつつ、そもそも長く過ごす場所を国外で年数稼いでおかないといけないとも思っています
【astrodice】移住相談
- そもそも移住よりも、優先すべき事項を抱えているか否か
- 移住するにあたり解決すべき事項
- 移住することのテーマ
- (総括)astrodiceが依頼者へ最も伝えたいメッセージ
※omiのastrodiceは本業が優先につき、開催は不定期です。依頼受付順で予定をたてています。恐縮ですが問い合わせフォームからお申し込みください。
本業優先が名目ですが、移住のように時間の要する手続きは特にタイミングが大事ですのでご相談にのります。
他
グリーンカードについて正式な情報は、米国政府公認websiteをご確認ください。 こちら 参照元:USCIS(米国国土安全保障省)